少年院での家計管理講話
最近は年に1回のペースで、女子少年院にて家計管理講話の機会をいただいております。適切な金銭管理や家計管理、就労継続の大切さについて、ゲームをしながら伝えていきます。
まずは、20代女子、小加根(おかね)ためよさんの給料明細を見ながら、社会保険の仕組みと加入のメリットについて確認。一人暮らしのためよさんが自由に使えるお金は3万円という条件で、ゲームの中で欲しい物を買ったり、美容院やネイルといったサービスを受けたり、突然の出費を体験したりしていきます。ゲーム自体はとっても簡単ですが、自分のお金の使い方や考え方を振り返ることができますし、ライフプランや効率的なお金の貯め方、無駄遣いをしないためのポイント等もお伝えしています。
院長や担当の教官によると、ゲームを通してお金のやりとりをしながら具体的に学べたことで、これまでのお金の使い方が一般的な金銭感覚と大きくずれていたことを実感、出院後の現実的なお金の使い方について考えるようになるそうです。
円滑な社会復帰のためのお手伝いを今後も続けていきたいと考えております。