NPO法人教育プラットフォーム北海道(キャリあすネット)さんのご依頼で、室蘭市立向陽中学校に行ってきました。中学2年生の皆さんは、キャリあすネットさんのコーディネートで、これから30時間以上にわたって、職業人の講話を聞いたり、職場体験などを経験します。そのうちの1コマを担当させていただきました。ファイナンシャルプランナーという立場から、税金や年金、健康保険の仕組み、ニートやフリーターの現実を伝えていきました。
年金や健康保険については、中学3年生で学びます。今回は中学2年生が対象ですから、クイズ形式にして簡単にふれてみました。内容よりも、「社会保険は大事であること」「知っているのと知らないのとでは大違いであること」「保険料を払うことは自分の身を守ることだ」ということがわかってくれればいいなと思っています。
他に、日本の人口問題、正社員とフリーターの違いを給料明細などから伝えたり、北海道の平均生活費からどのように稼いだらいいのか、考えてもらうようにしました。わずか45分〜50分程度なので、全てを伝えることはできませんでしたが、何か一つでも心に残ってくれたら嬉しいなと思います。
感心したのは、生徒の皆さんの聞く態度です。背筋をピンと伸ばし、真剣にメモをとっている方が多かったこと!「信用が大事」というお話をさせていただきましたが、信用されるということは「時間を守る」「約束を守る」「正直である」のはもちろん、「きちんと人の話を聞く」ということからも始まるのです。素晴らしいですね〜。
11月まで、いろいろなメニューを経験されるようですが、将来必ず役に立ちます。2年生の皆さん、頑張ってくださいね!
2010年6月17日