2013年7月、神戸地裁で驚くべき判決が下された。当時小学5年生だった少年(15)が乗った自転車と女性との衝突事故をめぐる損害賠償訴訟で、少年の母親に約9500万円もの賠償が命じられたのです。最近、自転車の事故をめぐっては、高額賠償が命じられるケースが多いですが、これほどの金額になることもあるのかと、あらためて驚きました。

自転車は子どもからお年寄りまで乗ることができる、とても便利な乗り物ですが、常に危険もつきまといます。私の家族も自転車に衝突され、軽いケガをしたことがあります。相手の方が治療費を支払ってくださいましたが、金銭面でご負担をかけてしまったかもしれないですね。また、知人からも「子どもが自転車に乗車中、止まっている車に衝突し、修理代20万円を請求された」という話を聞きました。

このような、自転車での事故に備える保険の一つに、個人賠償責任保険があります。この保険は、自転車をめぐる損害賠償以外にも、「飼い犬が通行人にかみついてケガをさせた」「キャッチボール中にボールが他人に当たり、ケガをさせてしまった」というような、日常生活の不注意で損害賠償を負ったときにも備えることができます。具体的にはケガをさせた場合の治療費や慰謝料、他人の物を壊した場合の修理費用、訴えられた場合には訴訟費用などが支払われます。

加入方法は、火災保険や自動車保険、傷害保険などの特約として入るのが一般的です。一家の誰かが加入していれば、家族全員が対象となるのがほとんど。保険料は、保険金1億円の場合でも年間1500〜2000円程度と負担も軽く済みます。保険金が1億円でも1000万円でも保険料はさほど変わりませんので、万が一のためにも保険金額を高く設定したほうがいいでしょう。ただし、仕事上で起こした事故、自動車やモーターボートなどの乗り物によって生じた事故、他人から借りたり、預かっている物を壊した場合は補償されません。また、示談交渉サービスがついていないタイプもあります。加入の際にはよく確認しておきましょう。

「自分は大丈夫」と思っても、ちょっとした不注意で加害者になってしまうこともありえます。個人賠償責任保険で備えておくと安心ですね。

2014年1月12日

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