葬儀の後の費用 ①

相談者から、「葬式代はどのくらい用意しておいたら良いですか」という質問を頂くことがあります。一般葬なのか家族葬なのか、派手にするのか、質素にするのかによっても異なりますし、会葬者の数や香典収入によっても変わってきますが、一般葬で華美なものでなければ、香典収入を差し引いて100万円くらいといった話をよく聞きますよ。

でも、「その程度ですむのか」と思ったら大間違いです。通夜や告別式の後も意外とお金がかかるものなんです!お布施はどのくらい用意するのか、法要にどのくらいお金がかかるのかといった話をご紹介しましょう。

お布施 (地域や寺とのつきあいなどによって異なりますので、あくまでも参考程度に)

通夜・告別式 30万円 葬儀費用に含まれている場合もある
初七日法要 3万円  最近は火葬場から戻った後、還骨法要と同時に済ませるケースが多い
49日法要までの7日ごとの法要 3000〜1万円をその都度  
魂入れの儀式 7日ごとの法要のお布施+1万円  
49日法要 3万円  

精進落とし (僧侶を主賓とし、来賓や親族を接待する儀式。初七日法要の後に行う)

会食 1人につき7000〜1万5000円            会食をせず、料理を持ち帰りする
ケースが増えているが、
持ち帰り弁当も左記金額くらいかかる
引き物  1世帯につき2000〜3000円  
御膳料  1万円×僧侶の数  僧侶が会食をしないで帰られる場合
車代 5000円程度 必要な場合。遠方からの場合は金額考慮

※火葬場から戻った後、初七日法要を繰り上げてするケースが増えているので、会場費は考慮していない

49日法要

会場費 5〜10万円 ホテルなどを利用するケースが増えている
会食 1人につき7000〜1万5000円  
引き物 1世帯につき3000円程度  
招待状 人数などによる  
御膳料 1万円×僧侶の数 僧侶が会食しないで帰られる場合
車代 5000円程度 必要な場合。遠方からの場合は金額考慮
お布施 3万円 寺とのつきあいや地域などにより異なる

仮に49日法要の招待者が20人(10世帯)、料理が1万円、引き物(世帯に1個)が3千円で計算してみると、23万円になります。これに、お布施などがプラスされますので、けっこうな負担になりそうですね。さらに、49日法要の後は、一周忌法要ということになりますが、ここでは身内だけではなく、故人と親しかった方にもお声をかけるケースが多いようですね。さらに費用がかかってくることと思います。

法要にどのくらいお金をかけるのかは、それぞれの考え方にもよりますが、「葬式代だけでは済まない」ということを把握しておくと良いですね。

2013年4月30日

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