Q こづかいは固定額がいいの
A
決まった額のほうが、やりくりや節約を学ぶことができるのでは
「シールが欲しいからお金ちょうだい」「友達と遊びに行くからお金ちょうだい」などと、要求された時にこづかいを渡しているところもあります。しかし、何回までなら良いのか、悩みながら渡している方もいらっしゃいます。
小学生のうちはそれでもいいかもしれません。「夏休みだけ」とか、「年に数回」というように、回数も少ないかもしれませんので。ところが、年齢が上がり、交際範囲が広くなるとどうなるでしょう。要求される額も回数もエスカレートして困ってしまうということもあるかもしれません。
中学生や高校生になると、「部活の帰りに〇〇を食べに行くから、お金ちょうだい」ということが増えるかもしれません。その都度渡してみると、かなりの金額になっていることもありえます。「親がお金をくれるから、お誘いを断ることはしない」と考えるかもしれませんし、仲間におごるということもあるかもしれません。
でも、定額のこづかいの場合なら、その範囲内ですませるために「今日は行く」「今日は行かない」と子ども自身が考えるかもしれませんね。
いつかは自分の力で稼ぎ、決まった金額の範囲内で考えてお金を使わねばなりません。一人立ちをする前にやりくりや節約の精神を身につけさせたいなら、決まった日に決まった金額を渡し、子ども自身に考えさせてみてはいかがでしょうか。