支援者向け「金銭教育支援実践のヒント」セミナー報告
障がいをお持ちの方を支援する方々はとても勉強熱心だと感じでいます。そんな方が様々なことを学び合う仲間の集まり、「札幌支援同好会」様からお声をかけていただき、お話しをいたしました。
テーマは「金銭教育支援実践のヒント」。
今、「親の支援無き後のお金」をテーマとしたセミナーが各地で行われております。家計相談でも、家族信託のことや遺言について質問されることもありますが、親が準備したお金をあっという間に使い切ってしまうようなことがあれば、元もこうもありません。消費者トラブルに巻き込まれるケースもあります。
ですから、障がいをお持ちの方にも金銭教育が必要だと思っております。
今回のセミナーは2部構成とし、前半は、お金で学ぶさんすう®の認定講師として、「なぜ、さんすうはできるのにお金でつまずくのか」、「お金を理解し、買い物ができるようにするためにどう練習をするのか」などをお伝えいたしました。支援者の皆さんが感激されていたグッズがあります。買い物体験されているディなどもありますが、それを利用されると、買い物のスピードもぐんと上がりそうな気がいたします。
後半は、金銭教育総合研究所マネーじゅくが開発した「やりくりさんだん」というゲームを体験していただきました。この教材を使って金銭管理を教えている事業所や高等支援学校も実際にあります。利用者さんの気持ちになって取り組んでいる方もいらっしゃり、大変盛り上がりました。「ゲームは、認知症グループホームでも使えそうですねー」というお声もいただきました。
保護者や支援者の皆さんが、それぞれの持ち場で時間をかけて教えていくのが、支援を要する方も一番安心するかと思います。しかし、なかなか時間が取れない、気力が続かないということもあるかもしれません。そのお手伝いができればとも思っています。お気軽にご連絡くださいね。
2018年12月28日