発達が気になる子の保護者向け金銭教育セミナー
ご報告が遅くなりましたが、11月は、発達の気になるお子さんへの金銭教育についてお話しをするため、二つの地域にお伺いいたしました。
ひとつは、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」でお馴染みの余市。1年前からお声がけいただいていた、余市養護学校PTA様へ。小学部から高等学部に通うお子さんを持つ保護者の皆さんにお集まりいただきました。小学部の保護者が若干多いとお聞きしましたので、「お金の勉強、どう教えていったら良いの?」「つまづきのポイント」を中心にお伝えしました。
もうひとつは、これも朝の連続テレビ小説「なつぞら」のロケ地に近いと聞く、芽室町。町の発達支援センター様からのご依頼です。未就学児や小学生のお子さんを持つ保護者にお集まりいただきました。
発達の気になる子が大人になり、お金に関するトラブルにあったと耳にすることがあります。実際、私の身近にいる若者は、消費者トラブルに遭いました。お金の管理が上手くいかず、数日間、水と塩だけで過ごしたこともあると話す若者もいます。
だからこそ、小さいうちからのお金の教育が、どの子にも大切だと思っています。
特別支援学級やデイ等で「お金の勉強をし、買い物体験!」というように、経験を積んでいるお子さんもいらっしゃいます。しかし、金額を見てすぐにお金を払うことができなかったり、そもそも硬貨の種類が理解できていないということもあります。そのうち、電子マネーなど、見えないお金が主流になっていくでしょう。だからこそ、ご家庭でもお金について教えていくことが大切です。
教材を使ってお金の勉強をし、10か月後には買い物ができるようになった療育Aのお子さんがいらっしゃいます。お金で学ぶさんすう®が開発した教材をいくつか使用し、自立した生活を送ることを目標として学び続けています。
今回は教材の一つ、「コインステップ」というアプリを使っての指導方法を見ていただきました。芽室町発達支援センター様では、講座終了後に、小学2年生のお子さんにもチャレンジしていただきましたよ!
コインステップについては、
NPO法人お金で学ぶさんすう®さんにお問合せください。
芽室町発達支援センター様から、皆様の感想をいただきました。
「固い話かと思ったら、楽しくてあっという間だった」「トレーニング次第で今後の経験につながることがわかった」等、喜んでいただけたようです。
今後もこの活動を続けていきますので、関心のある方はお気軽にご連絡くださいね。
2019年12月15日