お金の教育合宿〜ネイパル北見
コロナが少し落ち着いた7月下旬、久しぶりに小学生の皆さんとお金の勉強!
それも、1泊2日のいわゆる合宿。ネイパル北見さんが企画したものに協力させていただきました。
① 生活経済教育「ねだんが変わるカレーやさん」
② カレンダーこづかいゲーム
③ 保護者向け講話「子どものこづかいについて」
ネイパル北見さんが一番望んでいたのが、「ねだんが変わるカレーやさん」。
なぜなら、夏のお祭りに向けて、事前に子ども達が商品企画をし、材料を買い、値段をつけて当日販売をするというイベントの計画を立てていたからです。まずはこのワークショップを体験させ、勉強してもらおうと考えていたようですよ。
しかし、コロナで夏祭りは中止。それでも、お金について学んでもらいたいと、当初5月の合宿が6月・・7月と変更になりましたが、開催ということになったのです。
「ねだんが変わるカレーやさん」は盛り上がる!
チーム対抗戦!
ざっくりとした流れ
一人一人元手を出して、カレーやさんのオーナーになります。
カレーの材料を買い、経費や利益を考えながら、カレー1皿分の値段を決め、消費者役の大人に販売します。
今回は5チーム!
多少難しいところがあるので、小学4年生以上を対象としています。そして、大人の力が必要なんです。各チームに、少なくとも1人の大人の助言がないと、なかなか上手くいきません。お金券のやりとりをする人も、消費者役の大人も必要です。
そこで今回は、大学生ボランティアや、他の地域のネイパルの職員さんなども含め、13人の大人に集まっていただきました。
カレー1皿分の値段が決まったら、消費者役の大人の皆さんにプレゼンをし、販売をします。まずは、各チーム2皿ずつ。
「きっと、大人はカレーを買ってくれるだろう」と甘い考えではいけません。案の定、1皿も売れなかったチームが一つありました。休憩時間、みんな、沈んでいます・・・。
しかし、子ども達は力があるんです!2回戦はプレゼンを改め、ホワイトボードに書いた看板の中身も変え、積極的に売りに行き、一番に売り抜けました。
「あきらめない!」「ダメだったら工夫する」
ということに気づいてくれたのではないでしょうか。
本当に、このワークショップは、子ども達の力や協力する姿を見ることができるので、大好きです。
「学校授業でもできるのではないですか」と言ってくださった方がいます。授業3時間分で、「社会」「算数」「道徳」の勉強ができるということらしいです。そう言ってくださったことで、授業の可能性を感じた1日となりました。
2020年8月1日