2年目のテーマは「おうちの人が喜ぶ焼きそばを作ろう!」
千歳市立北栄小学校「特別支援学級」で、2021年と2022年に1回ずつ、お金の授業をさせていただきました。
2021年のご依頼の際には、
- コロナ禍により「買い物体験」等、お金を使う機会が持てない!
- お金の授業をする余裕がない!
- やりかたがわからない
と先生方からお聞きしました。
そこで、お金は好きなだけもらえるものではなく、考えて使わなければならないといった基本のお話をユーモアを交えてお伝えしたり、現金を持参して「ケーキ380円」を買うにはどの金種を出したら良いのか等の練習をいたしました。
先生方がとても喜んでくださって、その後1年間、お金をぴったり出す練習等、子供達が一人で買い物をすることができるように、力をつけてくださっていたようです。
そこで、2年目の2022年は、もう金額を見てお金を出すことができることから、予算の範囲内で買う練習。
「おうちの人が喜ぶ、焼きそばを作ろう!」
をテーマに、600円という限られたお金のなかでどんな材料を買ったら良いのか、考えながら買い物体験をする時間としました。
ちょうど、授業参観日でもあったので、おうちの方に「どんな焼きそばなら嬉しいか」等、インタビューする時間も設けたりしたので、親子で楽しんでくださったのではないかなと思います。
1年間お金の勉強をしていたので、
「お金を余らせないために、もやしを3袋買おう!」
と考える子も出てきたり、
「本当はエビとイカを買いたかったが、エビを我慢した」
というように、思っていた以上に子供達が考えて買い物をしている様子が見え、先生方も大変喜んでいました。
このお金の授業をきっかけに、
「実際に焼きそばの材料を店で購入して、調理実習まで繋げたい!」
とおっしゃっていましたね。
子供達も、
- お金は好きなだけ使えるわけではない
- お金がないなら、何かを我慢しなくてはならない
- 他の食事に使える材料が安ければ、まとめ買いをするという考えもある
- 普段から、どんな食材が使われているのか意識してみる
- 電卓を活用すれば、買い物も問題なくできる
といったことがわかったようです。
これはとても生きるために大事なことです。その後のお話もぜひ、伺ってみたいなと思っています。
そうそう!子供達は私のことを覚えてくださっていて、嬉しかったですね。1年間の成長を見せていただけて、先生方には感謝です。