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子どもの様子をみながら金額を決めていきましょう
平成27年度金融広報中央委員会「子どもの暮らしとお金に関する調査」によると、月に1回こづかいを渡しているご家庭では、中央値で小学校低学年では500円、中学年も500円、高学年では1000円となっています。なお、中央値とは、金額の少ない子から多い子まで、順に並んだ場合の中間の子の金額。実態を表しているとも言われています。
「学年×100円」にすべきかと保護者から質問されることも多いのですが、それでは少ないこともあるかもしれませんね。うまか棒なら、確か1本10円なので、10個ほど買えるかもしれませんが・・。ですから、こういったデータを参考にし、様子をみながら増やしていくという手もあるかと思います。
それにしても、金額設定悩みますよねー。親子で話し合って決めるのも良いと思います。
親がいつも買っている物を紙に書き出してみます。お菓子、マンガなどきっといろいろあるかと思います。そのなかで子どもに任せられる物を話し合って決め、こづかいとして渡してみてはいかがでしょうか。
例えば、毎月マンガに400円かかっていてそれを今度から自分で買わせようと決めたのなら、400円がこづかい額ということです。しかし、少しの余裕があったほうがやりくりもしやすいので、若干プラスアルファしても良いのでは。この例なら、100円上乗せして500円でも良いかと思います。ただ、あまりにも多いと考えて使う経験ができないので、加減を間違えないように。子どもに力がついてきたなと思ったら、任せるものを増やす。そうすると、自然とこづかい額も上がっていきますね。
こづかいを渡す間隔も、はじめのうちは週に1回、慣れてきたら半月に1回、最終的には月に1回と段階を踏んでも良いですよ。子どもにあわせてやっていきましょう。