こづかいが物を大事にする心を育てる

ある日の夕方、小学2年生の娘が泣きながら帰宅してきました。
なぜ泣いているのかと聞くと、傘の先っちょについている部品を排水溝に落としたそう。
浮いているのが見えるのに手が届かない。
でも、どうしても諦めたくないそうです。

排水溝に落としたのなら絶対無理。そうは思いながらも、考えつく工具をいくつか持って、問題の排水溝まで戻りました。たしかにプカプカ浮いている。
排水溝のふたさえ外せればなんとか取れそうだが、どうしてもふたが外せません。30分ほどいたのでしょうかねぇ〜。あきらめて帰ろうとしたその時、近くのマンションでリフォーム工事をしていた男性2人が、さすがプロと思わせる工具を駆使してふたを外し、部品を取ってくれました。
通り過ぎる人が多いなか、声をかけてくれ、助けてくれて、娘はとても驚き、感動していた様子です。

今日、娘が学んだことは、
簡単にあきらめないこと。助けてくれる人もいること。その方に対して感謝の気持ちをきちんと伝えること。あきらめかけた物が戻ってきたときの喜び・・・。
いい経験ができたと思います。

私も娘の変わり様に驚きました。自分でこづかいを管理せず、欲しい物はなんでも手に入れていた頃なら、ちょっと壊れただけで、その物には価値がないと捨ててしまったり、見向きもしなくなったりしていました。何でも手に入る環境が、物を大事にする心を失わせていたのですね。それが、諦めずに自分で工具を持って取り返そうとしました。これが「こづかいの力」です。次はどんな経験をするのでしょう。ちょっと楽しみでもあります。

2009年6月14日