この時期になると、頭を悩ます行事のひとつに、クリスマスがあります。クリスマスは、プレゼントをあげる日と決められているわけではないのに、多くのお子さんが当たり前のようにプレゼントをもらっていますよね。こづかい制を導入しているご家庭のなかには、「限られたお金で考えて買う、貯めて買うことを教えているので、クリスマスは考えものだ」と嘆いていらっしゃる方もいます。
我が家のクリスマスはというと、娘がサンタさんの存在を信じていることもあり、今は欲しい物をプレゼントしています。両家の祖父母からは、プレゼントを贈りたい!というありがたい申し出がありますが、その時は「娘の欲しい物」ではなく、「贈りたい物」や「娘の将来に役立つ物」をお願いしています。
といっても、一昨年までは、娘のねだる物を誰もが贈っていました。でも、本当に欲しい物なのかよくわからずに買ってもらい、1回遊んだらそれっきり。昨年は、何を貰えばいいのだろうと、お店で大パニックをおこしてしまいました。普段、こづかいで欲しい物を買っているので、今は欲しい物がないけれど、買ってもらわなければ損だと思ってしまったようですね。
結局、国語辞典や本をプレゼントしてもらって、心の落ち着きを取り戻しました。特に国語辞典は、言葉の意味を調べるだけではなく、漢字を覚えるのにも役立ち、いただいて良かったと思える物のひとつになっています。
クリスマスに限らず、誕生日や孫の日など、プレゼントをしてくれる機会の多い今の子供達。“物”を贈るのではなく、家族皆で食事会をするなど、“心に残る体験”を贈るのもいいですね。 娘が大きくなって、サンタさんが誰なのかわかるようになったら、私も体験をプレゼントしたいと思っています。
2009年12月17日