〜金銭教育にも通じるお話をします。

夕食の準備中に、子どもが「お腹がすいた」と訴えてきたらどうしますか?

私はおやつを与えていた事がありました。子どもがかわいそうだし、だまらせたいという気持ちもあったからです。でも、せっかく出来上がった夕食を、娘はおいしく食べてくれません。残してしまうこともありました。しばらくして、私はこの身勝手な行為が、娘の大事な経験をうばっていることに気がついたのです。

「もうすぐ夕飯だから我慢しようね」と声をかけてみるとどうでしょう。お腹をすかせた娘は、台所から漂う、調味料の匂いを敏感に感じ取ります。食欲をそそられ、一刻も早く食べることができるように箸を並べ始めます。まだ出来ていないとみると、台所をうろちょろし始めます。これまで気にならなかった食材のことや、食事がどのように作られるのか興味を持ち始めます。

そして、とうとう「自分も作ってみたい」と言い出します。ここで面倒に思ってはいけません。ぐっと我慢し、味噌汁の味付けをお願いします。自分で味付けをした味噌汁は格別です。満足感も得られます。ですから、次の日も味噌汁の味付けをしてくれます。

慣れてくると、包丁で材料を切ってみたいと思うようになります。最初は手を切らないように慎重です。でも、だんだん上手になっていきます。食材によって、どう力を入れたらいいのかもわかってきます。そうして、いつの間にか、一人で味噌汁を作ることが出来るようになったのです。この満足感は、間食ばかりさせていたのならきっとわからなかったでしょう。

「生きる力や自立心を育てる教育」が台所から出来るのではないでしょうか。このことに気づかせてくれたのが、「校長室の窓から」という一冊の書籍です。元小学校校長で、盛岡市教育研究所教育相談員や盛岡大学非常勤講師をご経験された、野口 晃男さんが発刊したものです。子育てのヒントがたくさんつまっています。 野口さんのご紹介はこちら

なお、“お腹をすかせた夫”も、積極的に箸を並べてくれたり、盛り付けたりしてくれますよ♪

2010年3月5日

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横井 規子

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