子どもがさまざまな職業体験を行う「ミニさっぽろ」が、アクセスサッポロで2日間にわたり行われました。働く楽しさや社会の仕組みを知ってもらおうと、札幌市や札幌商工会議所などでつくる実行委員会が開催し、今年で5回目なんだそうです。参加できるのは、札幌市内の小学3年生と4年生。以前より、娘に東京のキッザニアでお仕事体験させたい!と思っていたので、親子はりきって出かけました。
子ども達は制服を身につけ、本物の職人から手ほどきを受けます。用意された職業はなんと51種類。パティシエ、ドラッグストアの店員、テレビ製作スタッフなど、どれも楽しそうで悩んでしまいますよね。ただし、1日あたり1700人もの子ども達が集まるので、せいぜい2〜3種類しか体験できません。娘は、将来はパティシエになるのが夢ですが、他の職業も体験してみようと、フラワーショップの定員と郵便局員に挑戦しました。どちらも一通りの仕事をさせてもらって、ずいぶん勉強になったようですよ。
仕事が終わったら、会場内で使える「ドーレ」という擬似通貨をもらい、商店街でお菓子を買って食べたり、雑貨の購入など楽しむことができます。自分で働いて得たお金を使うことができるのは格別のようです。
このイベントは、子どもの自主性を尊重し、親は会場内に入ることができません。親はついつい口出しをしたくなりますが、それでは子どもの自己決定能力が身につきません。よく考えて企画されているなと、実行委員会に拍手です。娘も、(私という)お目付け役がいないのが良かったと、大満足のようでしたね。
子どもが社会人の気分を味わい、職業について考えるきっかけになるこのイベント、来年も参加させたいものです。でも、何時間も待たされるので、親はぐったりですけどね・・・。
2010年10月5日