毎年12月になると、お年玉に関する質問を頂戴しています。世の子ども達は、いったいどのくらいいただいているものなのでしょう。
金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」によると、下記記載の金額の範囲内でもらっているという子が多いようですね。
小学生低学年 | 10,000円くらい(24.0%) |
小学生中学年 | 10,000〜19,999円(30.5%) |
小学生高学年 | 10,000〜19,999円(26.5%) |
中学生 | 10,000〜50,000円未満(64.7%) |
高校生 | 10,000〜50,000円未満(64.7%) |
たくさんいただいているんですね。
「このお金は自分のもの!好きに使ってもいいじゃない!」と言われて悩む保護者も少なくありません。
しかし、全て渡して浪費癖を助長するようなことがあっては、子どものためにはなりません。親が預かったり、金融機関に預けても良いのでは。
この時、理由も話さずに取り上げると、「盗られた!」ときっと思うはず。「大きくなった時に使わせたい」などと理由を話しておくようにしましょう。
普段のこづかいでなかなか買えない高額のものがほしいと言うのなら、いただいたお金で一つ、二つは買わせても良いのでは。
この場合でも、毎月のこづかいを少しずつ貯めて、その分と合わせて買うなど、ちょっと時間をかけたり、苦労をさせたほうが学びになります。