少子化で、多くの子どもたちが、両親と両家の祖父母から経済的恩恵を受けられる「六つのポケット(財布)」を持つと言われる現代。プレゼントしてくれる相手がいるのは幸せなことですが、おねだりすれば簡単に欲しい物が手に入るため「なかなか物を大事にしてくれない」との声も耳にします。お金には限りがあることを教え、物を大事に使う心を育てたいものです。
お金や物と上手に付き合えるようになるには、何より経験です。その身近な材料となるのが小遣いです。使い方を考え、やりくりをしなければ欲しい物が買えない経験をさせてみましょう。「追加の小遣いをちょうだい」とねだられても渡さないのがポイントです。お金がないなら我慢する、買い物の優先順位を考える、他の物で代用するなど、制限されているからこそ、子どもは考えるのです。
大人になり、自分の「ポケット」でしっかり生きていけるよう、今からお金のしつけをしておくのは大事なことですね。