限られたお金の中で「必要な物を買い、残ったお金で欲しい物を買う」という練習もさせておきたいですね。
子どもの必要な物といえば学校で使う文房具。鉛筆やノートなど消耗品1カ月分の金額を上乗せして、額を設定してみましょう。使い道を限定しない従来の小遣いが300円、文房具など必需品購入費が200円なら、500円ということになります。
この体験を通し、店や買う時期によって値段が違うことを知ったり、自分の中の買い物の優先順位を付けたり−が期待できます。さらに欲しくても我慢する子や、できるだけ安く抑えようと工夫する子もいるでしょう。子どもなりに学んでいくようです。
すぐに鉛筆を短くしてしまい。新品をねだってばかりのお子さんが、小遣いで買うようになってからは長く使おうと心掛けるようになったそうです。自分の懐が痛まないと物の大切さが分からないこともあります。自分で買う文房具で、心も育てていきましょう。