子どものお金の使い方に、つい口を出したくなる時があります。「よく考えて使ってほしいのに、すぐに使いきってしまう」「くだらない物ばかり買ってくる」など、親が思うような使い方をなかなかしてくれないものです。だからと言って、口出しをし過ぎると、子どものやる気を失わせることになります。
お金の使い方の上手下手は知識ではなく経験。「お菓子を買わなかったら、シールが買えたのに」など「失敗した」と感じる経験から、多くのことを学んでいきます。ですから、叱ったり、否定したりしないこと。「またひとつ学んだのね」と、子どもを受け入れる余裕を持ちましょう。
子どもが判断に迷っている時も、「あなたはどうしたいの?」と、まずは気持ちを引き出してみて。そのうえで、「私ならこうする」と、親としての意見を伝え、子どもに考えさせましょう。
何事も最初からスムーズにできないものです。経験を積ませ、子どもの判断を見守りましょう。