小遣い制を始めたら、小遣い帳を付けさせましょう。何をいくらで買ったかが確認でき、次の買い物の計画や予算を組む時に役立ちます。
とはいえ、小遣い帳を書くのは、子どもにとって面倒なもの。項目は「日付」「内容」「入ったお金」「出たお金」「残ったお金」が記録できれば十分。小学校低学年は小さい字で書くことが難しいので、1行の幅は広いと良いでしょう。買い物から帰ったら、すぐに小遣い帳を付けるよう声を掛け、残ったお金と合わせることも忘れずに。合わなかったら、「不明金」などと書かせてもかまいません。
そして時々、小遣い帳を見ながら親子で「振り返り」をします。買って良かった物には「◎」、まあまあは「○」、失敗は「▲」と、子どもに今の気持ちに沿って記入させます。この時、▲と書いたら「よく気付いた」と褒めてください。失敗したけれど次はこうしようと感じ取ることで、先々、賢い消費行動をとれるようになります。