子どもが、洋服やゲームソフトなどの高額商品を欲しがったら、親はどう対応したらいいでしょうか。まずは、それが本当に必要なのか、よく考えさせること。「似たような物を持っていないか」「持っている物で工夫できないのか」―など、買わずに済む方法がないのかを確かめてみましょう。
「それでも欲しい」という物については、小遣いをためて買うように勧めてみます。大概の場合、手に入れるまで時間はかかりますが、これがかえって、子どもに良い影響を与えることもあるのです。例えば、一生懸命貯金している間に「欲しいと思っていたけど、そうでもなかった」などと気付くことがあります。
そして、多くの子どもは、この経験から「時間をかけて考えたほうが、無駄遣いしなくてすむんだ」と実感できます。また一方で、時間をかけて「欲しい」という物を手に入れた時の喜びは大きいはずです。自然と大事にすることでしょう。