毎年9月には、娘の通う小学校で、PTA主催のイベントが行われます。子ども達や保護者が楽しみにしているもので、食堂があったり、ゲームやお化け屋敷などの催し物もいっぱい。その中で、娘の一番のお目当てはなんといってもショッピング。母親達が手作りしたぬいぐるみや、ミサンガ、指輪、おもちゃなどが、30円や50円などの手ごろな値段で買えるのです。娘もこの日のために、こづかいをなるべく使わず、お金を貯めていました。
ところが、まだ何も買っていないというのに、会場でお金を落としてしまったのです。みつけることも出来ず、落とし物コーナーにも届いておらず、娘はがっくりした様子で、私が手伝いをしているブースにやって来ました。
お金がないと、ショッピングはできません。友達とおやつを楽しむこともできません。お金を貸してあげるべきか、「これも勉強だから」と貸さないべきか悩みましたが、年に1度のイベントなので、ほんの少しだけ貸してあげました(普段は親子間でも貸し借りはしていません)。楽しそうにしている様子をみかけ、この貸し借りはやむを得ないと思いました。
帰宅してから、貸したお金をすぐに返してくれました。貯金箱で貯めていた分から出したそうです。すんなり返してくれたのは、きっと、マネーじゅく「おうちdeこづかいゲーム(今、私がイベントなどで使用しているものです)」のおかげ。これには「お金を落とすといったトラブルがあっても、自分で解決しよう!」というメッセージがあります。小さい時からこのゲームに慣れ親しんでいたからでしょう。今回のトラブルも「自分が悪かった」と冷静に受け止めているようです。痛い思いをしましたが、きっと、二度とお金を落とさないように慎重になってくれると思います。
2011年9月18日