葬儀の後の費用 ②
4月30日のコラムで、葬儀の後も意外とお金がかかるんですよ〜というお話しをさせていただきましたが、今回は第2弾として、お礼や香典返しの郵送料についてご紹介しましょう。まずは葬儀委員長などへのお礼から。
故人の職業やお付き合いなどによっては、親しかった方に葬儀委員長や弔辞、受付ををお願いするケースもあると思います。この場合、葬儀が終わってから1週間を目途に、あらためてご挨拶に伺うのが良いでしょう。手ぶらというわけにはいきませんよね〜。現金をお持ちすると、相手が恐縮してなかなか受け取ってくれないかもしれませんから、菓子折りのなかに商品券をしのばせるのが無難でしょう。この時の商品券の金額ですが、葬儀委員長へは3万円、弔辞を読んで下さった方と受付の方には1万円が一般的なようです。葬儀の規模などによっては、弔辞を読む方が2〜3人、受付の方が4〜5人ということもあります。人数が多くなればなるほど、それぞれのご自宅にお伺いするのは大変でしょうから、郵送でも良いでしょう。ただし、葬儀委員長へはできるだけ訪問をするのが良いと思います。
「都合がつかず、葬儀に参列できなかった」「死亡を知らなかった」などの理由で、後日、自宅に弔問客が訪れることもあるでしょう。香典をいただきましたら、香典返しをお渡ししますので、葬儀の後もしばらくはいくつか手元に置いておきましょう。
香典を現金書留で受け取った場合も香典返しをお送りします。この時の郵送料が結構な金額になることも・・・。Aさんの場合をご紹介しましょう。香典返しの箱の厚さは4センチほど。この箱がすっぽり入る封筒を購入し、定形外郵便物1通200円程度で送ろうと考えていたようです。でも、4センチのマチ付きの封筒はなかなか置いてありません。そこで、郵便局のレターパックプラス(全国一律500円程度で配送可)で送ることにしました。せいぜい5人くらいだろうからたいした金額にならないと考えていたのですが、結局20人に送付、1万円の郵送料になったそうです。
ということで、お礼や郵送料にお金がかかることもありますから、準備しておくようにしましょう。
2013年5月12日