発達が気になる方への金銭管理教育メニュー
①特別支援学級、支援学校でのお金の講座
これまで、いくつかの小学校特別支援学級や支援学校にお伺いし、お金の講座をいたしました。
お子さんのお力や人数、これまで学校で行った授業の内容をお聞きし、それぞれの学校にあわせて内容を考えて行っています。
ある学校では、NPO法人お金で学ぶさんすう®さんが開発した教材の一部を活用しながら、お金の数え方、やりくり、両替について教えていきました。
限られたお金のなかで、必要なものを買いながら欲しいものを買う体験をさせた学校もあります。教室内で、本物のお金とカードを使ってお買い物体験。
テーブルを並べて2つの買い物ブースを作り、一つは学校で使う文房具、もう一つはお菓子やおもちゃなど、買ってウキウキするもののカードが置きました。あまり買い物体験をしたことがないお子さんも多かったので、良い学びと経験の時間になったのではないかと思います。
他にも、低学年くらいのお力のお子さん向けに、紙芝居風のスライドを見せ、お金券やカードのやりとりをしながら、持ち物を大切にすることを教える「じゃんけんゲーム もちものを大切に」をした学校もありました。
特別支援学校では、就労を目指すお子さん向けに、限られた収入のなかでやりくりをすることの大切さを講演スタイルでお伝えいたしました。
なお、2023年度は就労準備型放課後等ディサービス「ジュン・ハート」さんで、就労を目指す中高生向けに、お金の講座(全10回)を担当。
なお、これらの講座や講演については、一般財団法人ゆうちょ財団や、北海道金融広報委員会の派遣として無料で伺っております。詳細をお伝えしておりますので、お気軽にお問合せください。

②自立した生活を送るために、ゲーム形式で学ぶ「やりくりさんだん」
事業所や高等支援学校などで活用していただいています。
ゲームの開発は、「金銭教育総合研究所マネーじゅく」。川崎の「特定非営利活動法人サポートひろがり」と二人三脚で、当事者にテストプレイを何度も繰り返しながら作り上げました。

なぜ、バナナンキッズがこの教材をご紹介しているのかというと、マネーじゅくの教材を活用しながら、10年以上金銭教育活動を行っており、ゲームの完成前から女子少年院でテストプレイを行ったからです。少年院には発達が気になる方がいることもあるようですが、楽しみながら家計管理について考えてもらえると、定期的にお声をかけていただくようになりました。
サポートひろがりさんにもお聞きしましたが、「継続して行うことで、考えながらお金を使うことができるようになった」「貯めてから買うということが実践できるようになった」など、一定の効果があるようです(継続・長期サポートは必要ですが)。
「やりくりさんだん」を体験してみませんか!
支援者だけで体験していただくことも可能です。体験していただき、「購入してそれぞれの持ち場で継続してやっていきたい」という場合は、販売などご相談に応じております。なお、ご予算の範囲でかまいませんので、講師料をご準備いただけるとありがたいです。
ご家庭でお使いいただくことも可能です。
体験していただいたうちの一つ、札幌支援同好会様での講座の様子はこちら。