専門学校での講座2日目は「資産形成」

これも、FP技能士3級資格取得を目指す学生達には知っておいていただきたいお話ですし、何より、自分のためにも知識を持っておいていただきたいと思ったからです。
なぜなら・・・
就職先の退職金制度に、「確定拠出年金」があるかもしれないから!
確定拠出年金制度は、会社から毎月掛金をいただくなどして(※会社が給与や賞与とは別に掛金を出す場合もあれば、そうでない場合もあります)、定期預金や投資信託を利用して、老後の生活のための資金を、自分で運用していくもの。運用結果は自己責任です。
ですから、運用の基本的な考え方や商品についての知識が必要だと思っています。
お話の流れは大きく分けて3つ。
債券・株式の基礎知識
債券や株式については、中学生の時にも学んでいるはずです。でも、今回の講義で、新しい知識の取得もあったのではないでしょうか。
特に学生が関心を持って聞いているなぁと思ったのが、ある会社の破たんと社債の金利の関係について。「金利の高い社債は注意が必要」と言われていますが、それはなぜなのかをお伝えしました。
筆者が昔気になっていた、ある株式の価格の推移も、関心を持ちながら聞いていたように見えました。「こんなことで、株価って動くの!」と驚かれた子もいたのでは?
運用の基本的な考え方
世間で一般的に言われている「分散投資」「継続投資」「長期投資」を、クイズを交えながら伝えていきました。もう何年も学生や社会人にやってもらっているクイズですが、学生はなかなか挙手をしてくれない・・(泣)。心の中で、手を挙げてくれているなら良いか・・。
確定拠出年金と投資信託
個人型確定拠出年金制度(iDeCo)に関心を持つ若者が増えています。「別に関心はないんだけど、就職先に制度があるから仕方なく・・」という人もいます。ですから、制度の仕組みや投資信託についてお伝えする必要があるかなと考えました。
しかしながら、確定拠出年金制度のお話は、専門学校生であろうと、大学生であろうと、意外と関心を持つ方が多いものです。制度の税制上のメリットも理解しながら、上手につきあっていただければと思っています。
専門学校での講座3日目も、またご報告させていただきますね。