ワークをしながら考える、一人暮らしの家計管理
札幌市白石区にある、児童発達支援・放課後等ディサービス「ジュン・ハート白石」さんにて、就労を目指す高校生向けに「お金と暮らしの連続講座」をしております。
全10回!
9回目の講座では、これまでの学習の復習ともなる「家計のやりくり」について、ワーク形式で進めていきました。
いつかは親元を離れて暮らすことも考えられます。その時に、生活費はどのくらいかかるのか考えます。
これまでの学習でわかった、家賃や水道光熱費など、一人暮らしにかかるおおよその金額を、用意したカードに書き込んでいきます。
その他、外食や交際費、趣味などにどのくらいお金を使うのか想像し、金額をカードに書いていきます。
そのうえで、毎月お金を使うものはなにか、必要なものは何かなどを考えて、カードをシートに並べていきます。
カードを並べた後は、毎日使うものの合計は1か月でいくらか?必要なものの合計はいくらか?毎月いただける給料や賃金でまかなうことができるのかなどを考えていきます。
このテーマは2回目の講座の中でも行いましたが、よく理解できない子供達も多かったものです。
「お金がなくなってもなんとかなる!」という声もありました。
そこで今回は、ワークをしながら考えてさせてみることにしたのです。
そうすると、「収入と支出の額がそんなに変わらないではないか!」、「好きなようにお金を使うことはできなさそうだ!」といった驚きの声が上がりました。
これまでの学習を通して力もついてきたので、そのような発言も出てきたのでしょうが、理解しやすいワークを活用したのも良かったのかもしれませんね。
この春に高校を卒業して働く子ども達もいます。これまでの講座のことを思い出しながら、上手にお金を使ったり、貯めたりしていただきたいですね。