「やりくりさんだん」を通して金銭管理力を育てる

札幌市白石区にある、児童発達支援・放課後等ディサービス「ジュンハート白石」さんでの暮らしとお金の講座全10回。
最終日は、「やりくりさんだん」というゲームで締めました。
このやりくりさんだんは、金銭教育総合研究所マネーじゅくが、B型支援事業所の経営もしているサポートひろがりさんのご協力をいただいて作成したもの。事業所に通う利用者さんと何度もテストプレイをして作成したものです。私も、マネーじゅくと関わっておりますので、女子少年院で、完成前にテストプレイをさせていただきました。
このゲームでは、1か月の収入の中から、家賃や光熱水費等の必要経費を差し引いた金額の中で、自分の欲しいものを買ったり、交際費などにお金を使ったりと、金銭管理のシミュレーションができるもの。ゲームの中で無駄遣いをしたり、消費者トラブルにあうこともあり、支援員が注意喚起をすることもできます。

このゲームは、初回講座でも行いました。
その時は、「お金があるなら使ってしまおう」、「なんとかなるよね」と考える子も数人いました。それが、ここまでの9回の講座を通して力がつき、今回はしっかりと判断するようになりました。
子供達の成長を見ることができ、嬉しかったです。
子供達のなかには、高校を卒業して就職する子もいます。これまでよりも自由に使えるお金が増えますが、10回の講座を思い出しながら、大切にお金を使っていただきたいと思います。